組織細胞療法
組織細胞療法
組織細胞療法はドイツのトイラー博士によって確立されたサイトカイン療法です。お薬自体は組織を凍結乾燥・蒸気処理・遠心分離などをして超細フィルターを経て作られる水溶性の細胞成分でできています。簡単に言うと、注射薬による簡易臓器移植と考えられます。なぜ、どうやって効くのかは未知の部分もあるのですが、心臓は心臓を治し、肺は肺を治すというように、少しホメオパシーに似た所もあるのだと思います。目的とする臓器の治療にそれと同じ臓器から作られた製剤を使用し、治癒に導いていこうとするものです。実際の治療はだいたい、週に二回の注射薬の投与と、注射を行わない日の投薬というのが一般的です。決して安い薬ではないので飼い主様にとっては大変なのですが、非常に高い治療成績を上げています。特に慢性腎不全、腫瘍、てんかんなどの脳疾患、椎間板ヘルニア、関節変形などの整形疾患などには有効に作用している場合が多いです。しかし、どんな治療も100%効果が出るものばかりではありません。全く効果のない場合もありますし、いろいろな治療を受けてきて手遅れの状態でいらっしゃる場合をもあります。どんな病気も早期に発見し、早期に治療を開始するのが治癒への第一歩につながります。



