しつけ
犬をグッド・パートナーとしてしつけるという概念を始めて知ったのは1991年でした。アメリカのテリー・ライアンという先生の講演を聴き深い感銘を受けたのがきっかけで、犬をしつけるという重要性を診察の合間に飼主さんに説いてきました。 |
| 【なぜしつけは必要?】 犬とのよりよい生活を送るために、そして、犬を人生のパートナーとして人間社会に溶け込ませるためにしつけは必要なのです。また、我々獣医師側から見ても、きちんとしつけられた犬は診察がスムーズにはかどり、より細かなところまで診ることが可能です。病気の早期発見という観点からも非常に大切ですね。 |
| 仔犬のしつけ |
仔犬をしつける上での基本的な考え方は、『褒めて育てる』です。良い行いをしたときにすかさず、ご褒美をあげる、頭をなでてあげる、ケージから出して遊んであげる。つまり、犬が喜ぶものや事柄を提供してあげる事なのです。こうすることによって、犬はそのよい行いを再現しようと努力するのです。ではいけないことをしたときはどうしたらいいのでしょう?これには、いけないことをしないように導くことが大事です。ケージに入れておくなど、あらかじめ悪い事をできない環境を整えることで、犬を叱らなくてもよくなり、犬も怒られてひねくれたりしないでよくなるのです。 しかし、この方法は犬がよい行いをしたときにきちんとみていなければならず、忙しい日本人にはかなり難しい方法ではあります。ただ、少なくとも仔犬を飼い始めた4,5ヶ月は、そのために時間を割くことを覚悟して飼っていただきたいのです。しつけにとって、仔犬の時期は非常に重要な時期だからです。 |
| これから犬を飼う方へ |
| 犬を飼う前に考えなければいけないのが、家族構成やライフスタイル、目的にあった犬種は何であるかということです。その家族に合っていない犬種を購入すると、飼い主一家も犬も望んでいた生活、思い描いていた生活とは全く異なる生活になってしまう可能性が あります。
飼いたいと思う方が一番最初に訪れる所は、悲しいことに動物病院ではなくペットショップです。ショップはやはり売るのが仕事ですから、買ってくれるのであれば何でも売るというのがほとんどのペットショップです。ですから、犬を購入する前に自分たちで、どんな犬種がいいのかをしっかりと考え調べておく必要があるのです。逆に言えば、その犬種がどんな犬種で、その家族に合っているかをしっかり相談にのってくれるショップはいいショップと言えるかもしれません。そのようなショップは、犬を扱うプロとして、しつけに関しても相談にのってくれるでしょう。 どんな犬種がいいか、飼い始めてどうしつけをしたらいいか、困ったら動物病院に足を運んでもいいと思います。 |
| もうすでに犬を飼われている方へ |
犬との今の生活に満足していない方は、諦めるのではなく、何か行動を起こしてみましょう。そして、動物病院をうまく利用してください。家族の方が問題行動と思っているものが、実は犬にとっては生きていくために必要不可欠な行動である場合もあります。その行動は改善できるものなのか、どのように対処していけばいいのか、一度相談してみてください。 |



